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Castableキャスタブル耐火物

キャスタブル耐火物は耐火性または断熱性の骨材にアルミナセメントを配合した、一種の耐火コンクリートです。
そのため水硬性であり、常温で硬化し適当な条件で養生を行えば約24時間後にはその最高強度の80~90%に到達します。
通常、耐火性の骨材を配合したものをキャスタブル耐火物といい、断熱性の骨材を配合したものを軽量キャスタブルと云います。
軽量キャスタブルの中でも1,000℃以上の最高使用温度をもつものを耐火断熱キャスタブル、1,000℃未満で使用されるものを断熱キャスタブルと呼んでいます。

特徴

工期短縮

耐火煉瓦使用の築炉や補修に比べ、著しく工期が短縮できます。

複雑な形状に対応

どんな複雑な形状のものでも簡単に作れますので、合理的な炉の設計ができます。

継目・目地がない

継目がないため、耐火煉瓦使用の場合に比べ外気の侵入、炉内ガスの漏出が少なく、炉温・炉圧の低下を防ぐことができます。
また目地がないので、そこからの損傷がなくなります。

炉の熱効率化

耐火煉瓦に比べ熱伝導率が小さいので、熱損失が少なく炉の熱効率を高めることができます。

炉命の延長

スポーリングに対する抵抗性が強く、構造的に強いので、煉瓦積の炉に比べ炉命の延長がはかれます。

構造強化

補強材を使用して構築しますので、構造的にさらに強いものが得られ、あらゆる点において有利です。

不意の使用も可

型枠に流し込み、24時間後にはそのまま使用できますので、異形煉瓦製作の手間が省け、不意の使用に便利です。

Plasticプラスチック耐火物

プラスチック耐火物は耐火性の骨材を粘土そのほかの粘結材と配合し、水と混錬して粘土状にしたものが一般的です。
施工性を向上させ、低温の強度を増し、広い温度範囲に使用できるよう特別の添加剤を加えたものもあります。
ち密な耐火性物質に結合剤を加え適当な粒度と水分量に調整されたラミング耐火物や、可塑性材料を配合し手塗りや木槌での施工を可能にしたパッチング耐火物も含まれます。

特徴

使用現場で施工

使用現場での打込み施工によって1枚の継目なしの炉壁又はブロックを作り上げ、900℃以上に加熱されることによって焼結し、所定の強度を得られます。

圧縮強さ・耐侵食性・耐摩耗性

加熱焼成されたプラスチック耐火物の圧縮強さ、耐侵食性、耐摩耗性は成形焼成煉瓦に匹敵します。

要サポート・アンカー

プラスチック耐火物は焼成されるまでは強度も弱く、乾燥時の収縮などによって不安定なため、サポートやアンカーなどを必要とします。